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整体院や整骨院経営で弁護士に依頼するメリット
本記事では、整体院・整骨院経営者が弁護士に依頼するメリットについて、トラブル発生時の対応から予防策、労務問題、法的リスク管理まで、具体的な場面を想定しながら解説します。
整体院や整骨院経営が抱えるリスク
整体院や整骨院の経営には、以下のような特有の法的リスクが伴います。
■施術に関する事故やクレーム
施術によって利用者の症状が悪化したと主張された場合、法的な責任を問われる可能性も否定できません。
■従業員との労務問題
労働基準法などの法律を遵守した雇用契約や就業規則の整備も不可欠です。
■広告表示に関する規制
ウェブサイトやチラシなどで集客を行う際、医療法、景品表示法、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律などによる広告規制を遵守する必要があります。
施行時の安全性に関して過度な表現を用いたものや効果効能に関する誇大な表現、客観的な根拠に基づかないビフォーアフター写真の使用などは禁止されています。
規制に違反した場合、行政指導や罰則の対象となるだけでなく、医院の信用失墜につながるリスクがあります。
整体院や整骨院経営者が弁護士に依頼するメリット
整体院や整骨院の経営において発生しうる様々な問題に対し、弁護士に依頼することには以下のようなメリットがあります。
■リスク管理
法的自己判断で対応すると、かえって事態を悪化させたり、法的な責任を追及されたりするリスクがあります。
法律の専門家である弁護士に相談することで、これらのリスクを適切に管理し、問題を未然に防ぐ、あるいは発生時のスムーズな解決を目指すことが可能になります。
■トラブル発生時の的確な対応
トラブルが発生した場合、弁護士はまず事実関係を丁寧に整理し、法的な観点から何が問題となっているのかを明確にし、過去の裁判例や関連する法律に基づいて、経営者にとって最も有利と考えられる解決策を提案します。
具体的な対応としては、相手方との交渉を経営者に代わって行ったり、法的な意思表示を明確にするための内容証明郵便を作成・送付したり、話し合いでの解決が難しい場合には調停や訴訟といった法的手続きの代理人として活動したりします。
■手続きの負担の軽減
煩雑な法的手続きや相手方との交渉などを弁護士に任せることで、経営者は本来の施術や店舗運営といった業務に集中することができます。
まとめ
整体院・整骨院経営には施術事故や労務などのリスクが伴います。
弁護士はリスク管理、トラブル対応、交渉代理で経営者を支え、経営への集中を可能にします。
整体院・整骨院経営に関するご相談・ご依頼はYOU法律事務所にご相談ください。